10月9日は、佐世保市くじら瀬埠頭にある「れおリオンドール」さんでワイン会を行いました。
ANNIKさん、れおリオンドールさん、とLABの共催。
ANNIKさんはモードなお洋服を海外に出向き、ご自分の目で納得されたものだけを置かれているお洋服屋さん。
れおリオンドールさんはフランスで10年も修行されたシェフのお店です。
そして、マダムもすごい。
日本女性で初めて「ワインの騎士」の称号を得られたソムリエーヌ江副真理子さん。
気軽にマダムって呼んでいたけど、本当にすごい方でした・・・・。
ちょっと暗い目の店内がとてもいい雰囲気。
和食器とフランス料理のコラボ。
それはANNIKさんから弊窯スタッフへのご提案でした。
ANNIKさんは以前かられおリオンドールさんでANNIKさんのお客様のためにワイン会を開催していらっしゃたそうです。
田舎ではなかなか気取って出かけることも少なく、思いっきりオシャレして出かける場を作る!みんなでおしゃれして楽しみたい!という思いで始められたそうです。
そのワイン会にLABの器があればもっと素敵な会になる、だからご一緒してほしいと。
3年も前から弊窯スタッフと話をしていたようです。
それがようやく実現しました。
ANNIKさんはとても感度の高いお店です。
ヨーロッパをはじめ、今は主にニューヨークに買い付けに行かれ、そこで見てこられるものはやはり世界であり、日本の中にだけいるのでは分からない感覚を持ってらっしゃいます。
海外にいらっしゃるからこそ、気づかれる日本の素晴らしさ。
「BITOWA」という会津塗を教えてくださったのもANNIKさんでした。
先月、フランスに行った事はこちらでもご紹介させていただきましたが、
メゾンエオブジェに出展し、いろいろな課題を突き付けられてきました。
料理のことは正直私たちにはわかりません。
焼物のことはもちろんわかります。そして和食器のことも・・・。
でも、洋食器というのはまるっきり未知の世界でした。
そんな中でのれおリオンドールさんとのこラボ。
どんな化学反応が生まれるか、やっぱり課題を出されるのか?
不安と期待がまじりあった、本当に複雑な思いを抱えてのこのワイン会でした。
ただ、初めの一品がが運ばれてきて、お客様のお顔も綻んでき、ワインも最先端のスパークリングをサーブされていく頃には私の不安は薄らぎました。
そして、二品目のJAPAN AUTUMN 平皿(大) ゴールドに盛られたサラダを見た瞬間、間違いない!って思えました。
今までいろんな写真家さんにこのゴールドの器を写真に納めてもらいました。
その多くはやはりお肉がメインで、とっても重い印象の写真でした。
それが、れおさんはメインではなく前菜で使われたんです。
これには皆さん、驚かれました。
和皿のいいところをれおさんは見抜かれ、前菜に使われたそうです。
和皿と洋皿の違いは盛りつける場所がフラットかどうか。
和皿は緩やかにカーブしています。
そして高台が高い。
この緩やかなカーブを利用して、真中にソースを集めることができるんだそうです。
今のフレンチはソースをまとめてすっきり見せることが主流なんだとか。
それがフラットなお皿だとソースが流れて広がってしまう。それはカッコ悪い。
でも和皿なら、中心にソースを集められるので不格好にならないとおっしゃいました。
まさに、目からうろこ。
和皿の欠点が、長所になる。
料理人ならではの視点ですよね。
そして何よりもワインの素晴らしさ。
かなりいいワインをマダムがセレクトしてくださっていました。
お料理はこちら。
・amuse-bouche
L:本日の一口のお楽しみ
W:スパークリングワイン 9.5 (イタリア)
A:JAPAN CHERRY 21cm和皿 プラチナ古伊万里草花紋
・entree
L:海老と帆立お野菜のジュリエンヌサラダコンポゼ仕立て
A:JAPAN AUTUMN 平皿(大) ゴールド
・poisson
L:香黒鯛のポアレ クスクスとオリエンタルソース
W:白ワイン LES HAUTS DE LA GAFFELLERE 2013 (フランス)
A:JAPAN SNOW 三方なぶり鉢 プラチナ
・viande
L:シャラン産鴨の低温ロースト ジャガ芋のグラタンドフュノワーズ
W:赤ワイン CHATEAU DES LAURETS 2010 (フランス)
A:JAPAN SNOW 正方皿(特大) プラチナ
・dessert
L:抹茶のフィナンシエ 鹿島BIGFAMILY無農薬カボチャのブリュレ
A:スレート皿(小) 桜
お越しいただいた皆さん本当に楽しんでいただけたようです。
お客さんがお帰りになった後、玲於奈シェフと話し込んでしまいました。
10年間フランスにいた玲於奈シェフにいろんなことをお聞きするうえで、私もたくさんのアイデアが生まれました。
どうしても都会に目がいきがちですが、地元を見直し、そこから得るもの、地元から世界に発信できることの多さに改めて気付かされました。
次回の開催についてもいろいろとアイデアが出てきたましたのでお楽しみにしていてくださいね。
お誘いをメルマガで行いますので、興味のある方は是非ご参加ください!
2014.10.15