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春吉や今泉の人気大衆酒場の姉妹店「酒場 角のうぐいす博多店」が博多駅南に6月17日に開業!ビジネス立地で新たな勝負に挑む。

「うぐいす」ブランドなどを展開するoffice nine代表取締役の工藤祐氏
風情のある暖簾と引き戸で来店客を迎える「酒場 角のうぐいす博多店」
仕切りがないため、大衆酒場ならではの一体感を味わえる店内
見た目にもインパクトがある「うぐいす」全店の名物料理「牛すじどろ炊き」
「ガリガリ君ソーダ」など遊び心溢れるドリンクも客を楽しませてくれる

博多駅筑紫口から徒歩8分、オフィスや住宅街が立ち並ぶ一角に6月17日、「酒場 角のうぐいす博多店」が開業した。九州一の繁華街として知られる天神地区周辺の人気大衆酒場「酒場 角のうぐいす」(春吉)と「酒場 踊るうぐいす」(今泉)に次ぐ3号店だ。運営するoffice nine 代表取締役の工藤祐氏は「うぐいすの業態がビジネス立地でもお客さんを集められるのか試してみたかった」と語る。

大衆酒場の「カオス」を演出

暖簾をくぐり、引き戸を開けると目に入るのは厨房を囲む櫓と提灯。全70席ある店内は奥まで見通せる造りで、壁には昭和の食堂を思わせるレトロな電飾看板にメニューが記されている。工藤氏が1、2号店から一貫して、イメージしているのは「サラリーマンからおしゃれな若者まで、あらゆる人が集うカオス的な酒場の雰囲気」だ。一方で、従業員や来店客の多くは「昭和」を知らない若者たち。「昭和」に近代的なアレンジを加えた同店の空間は「逆に新鮮さがあるはず」と工藤氏。「従業員にはこの空間をしっかり感じてもらい、『週に1回気取らずに立ち寄れる店』というコンセプトもしっかりと伝えている」と話す。

コンセプトはもとより、春吉2丁目交差点の「角」という立地から認知度も高かった2017年8月開業の「角のうぐいす」。博多駅東3丁目に店を構えた3号店の博多店も「胸を張ってブランドを育てていってほしい」との思いを込め、同じく「角のうぐいす」と名付けた。「うぐいす」は福岡県の県鳥にちなんだネーミングだ。

価格別メニューでわかりやすさを重視

同社は大名と今泉でもつ鍋専門店「こうづき」も運営する。「もつ鍋はハレの日使いのために、年に1、2回使ってもらう業態」と工藤氏。一方で、「うぐいす」は週に1回は訪れ、「早い・安い・うまい」を提供する空間だ。 メニューは180円〜680円の価格別に分類し、「分かりやすさ」を重視。180円シリーズには「うだまの煮付け」「串カツ豚バラ」のほか、「プッチンプリン」や「チュッチュ棒」(1グループで180円&食べ放題)など遊び心のあるサービスも光る。

280円シリーズでは10種類以上のスパイスで味付けした「大手羽Z」「ピーマン揚げ浸し」「肉味噌キャベツ」「うぐICEレモンシャーベット」などが並ぶ。380円シリーズは「ポテサラうぐいす」「赤ウィンナー」「クリームチーズと燻りがっこ」など。480円シリーズの「豚キムチ」「焼きラーメン」に加え、680円シリーズには「牛ハラミ山葵まみれ」「鉄板麻婆茄子」「伊万里牛ロース焼きしゃぶ」など食べ応えも申し分ない。

入り口の最も目立つ場所に置かれた鍋に放射線状に並べて煮込まれているのは、国産和牛を3種類の味噌で煮込んだ「牛すじどろ炊き」(1本230円)。「視覚的にインパクトがある」と開発し、看板メニューとして定着した。醤油ベースのタレで煮込んだ 「角の豚串」(1本230円)は豚肉、ネギ、こんにゃく、うずらの卵を一つの串で楽しめる。

ハイボールの中・大は同じ値段で提供

ドリンクのラインナップも特徴的だ。「レモンサワーセット」(880円)は600mlのボトル、レモン2個分、氷がセットで提供。ハイボールは中と大のサイズで値段が変わらない(ジムビーム420円、だるま580円など)。工藤氏は「多くの人はシンプルに『ハイボールを』と注文しますが、必ず『中も大も同じ値段ですがどうしますか』と聞いています」と話す。「同じ値段で満足感を高めてほしい」との狙いだ。

酎ハイシリーズでは昭和カラーが光る。「ガリガリ君ソーダ」(480円)は当たりが出ればもう1杯、コダマバイスサワーは2杯飲めて480円。半世紀以上のロングセラー商品を使った「不二家ネクター」(480円)や「あのころのマズイヤツです」との一言が添えられた「ハイリキ(レモン/プレーン)」(580円)なども飲み会の話題の種となりそうだ。

「週に1回以上来てもらうには飽きられない工夫が必要」とうぐいすの各店舗ではメニューの2割を常に更新している。3ヶ月に1回、各店舗が3、4品の新メニューを提案して入れ替えを行うという。定期的なメニュー更新を目標に、従業員たちは日々視察などを重ねてブラッシュアップを図っている。

テーマを絞った店舗展開も視野

開業から約1ヶ月、7割の客は周辺のサラリーマンだ。工藤氏は「地域に根付き、人が育ち、客が溢れるようになれば次の店舗も考えたい」と話す。今後は「うぐいす」ブランドで鶏や魚、立ち飲みなどさらにテーマを絞った店舗展開も考えているという。「尖った専門店が好き」という工藤氏が率いる同社のこれからに期待が高まる。

(取材=港そら)

店舗データ

店名 酒場 角のうぐいす 博多店
住所 福岡市博多区博多駅南1-4-10-1F
アクセス 博多駅筑紫口徒歩8分
電話 092-409-8007
営業時間 17:00-1:00
定休日 2019年8月まで日曜日、9月からは定休日なし
坪数客数 34坪、70席
客単価 3000円
運営会社 株式会社office nine
オープン日 2019年6月17日

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