(「ワインと食材その①秋の食材に合うワイン」はこちらから(リンク))
福岡に住む人にとって代表的な居酒屋メニューと言えば、やっぱり焼き鳥ですね。
“鳥”という言葉を使っているのに、豚や牛や野菜を串焼きにしたものを提供するスタイルは福岡独特のもので、さらに焼き鳥を掲げたお店の多さに九州以外から来られたお客様は一様にびっくりされます。
最近は福岡でも焼き鳥をメインにしつつもワインをメニューに載せているお店も増えてきましたし、焼き鳥とワインの組み合わせをウリにしているお店もあります。
お客様側がもっとバリエーションのある居酒屋の楽しみ方を求めている今の居酒屋の中で、「うちは焼き鳥屋だけど、やっぱりワインも充実させたい」と思われているお店も多いでしょう。
そこでワインと食材シリーズの第2回は焼き鳥をテーマに、合うワインがズバリ何なのかを、前回に引き続きワインインポーターの(株)モトックスの西日本チームの皆さん(大戸拓己さん・上野謙介さん・原直之さん)に教えて頂きました!
「これからご紹介するワインは全て私達が実食して選びました!」とはチームリーダーの大戸さん。(株)モトックスが自信を持ってお薦めするワインです。
●塩に合うワイン
まずは、お客様が“塩”をチョイスされた時に合うワインとして、モトックスの西日本チームが選んだのは白ワイン3種。どれも塩のあっさりした風味を損なわず、素材の味を活かすワインです。小売価格が1050円~1300円というのも飲食店にとっては使いやすいリーズナブルなワインですね。
バルディビエソ シャルドネ 希望小売価格1050円
1879年創業のチリの名門ワイナリー”ビーニャ・バルディエソ”が作るシャドルネ種100%の辛口の白ワイン。チリ産のワインは、山と砂漠と海とに周囲を取り囲まれた特異な環境のため害虫の被害も無く、太陽の恵みと手付かずの自然の恵みにあふれた土壌環境で世界中から注目を集めています。そのチリの自然の中からさらに厳選した適地でブドウ栽培を行い生まれたのが、この「バルディビエソ シャドルネ」。
熟した柑橘類やオレンジの皮のアロマとクリスピーな酸がつくねのようなジューシーな脂身の乗った焼き鳥によく合います。
ゴーツ・ドゥ・ローム 白 希望小売価格1300円
南アフリカ産の白ワイン。南アフリカはワイン生産地として日本では無名ですが、このワインを醸造しているワイナリー“フェアヴュー”はなんと1693年創業という歴史を持ち、現在は「ワインスペクテーター」などの世界的なワイン誌でも高い評価をされて注目されています。洋ナシやライチの香りを持ち、アプリコットの芳香やほのかなココナッツ香が漂うすっきりとした辛口。塩をふったレバーのねっとりとした質感に合うワインです。
オーカ シャルドネ 希望小売価格1150円
上記の歴史ある“フェアヴュー”とは一転、2001年に創業された新しい南アフリカのワイナリー“マン・ヴィントナーズ”が醸造した白ワインです。若く情熱的な3人の醸造家達が立上げたマン・ヴィントナーズは、「家族円満」の想いを込めて社名に彼らの妻たちのイニシャルを組み込んだ愛のあるワイナリー。その若々しい感性そのままに、清々しい柑橘系の香りとほのかなオーク香が炭火で炙った焼き鳥の風味にマッチングします!
●タレに合うワイン
次は、お客様がタレをご注文された時に合うワイン。こちらはタレの濃厚な味わいに合わせて赤ワインを3種セレクトしました!
バルディビエソ カベルネ・ソーヴィニヨン 希望小売価格1050円
前述の塩に合うワインでもご紹介したチリの名門ワイナリー“バルディビエソ”の赤ワイン。フルボディですがピュアな果実のような味わいと、ベリー系のアロマ、甘いスパイス、コーヒー香を持つ綺麗なスタイルの赤ワインです。特にねぎまの鶏と葱の炙った風味にベストマッチするのがこのワインです。
ゴーツ・ドゥ・ローム 赤 希望小売価格1300円
こちらも先にご紹介した南アフリカの“フェアヴュー”が醸造する赤ワイン。歴史あるワイナリーらしいボリューム感たっぷりの濃厚な味わいと、リッチな赤果実のアロマとクローブやスパイス香。タレをつけたレバーの濃厚な味に負けず、むしろより豊かな風味を感じさせる、フルボディの赤ワインです。
バラオンダ モナストレル 希望小売価格1300円
“バラオンダ”は1850年創業のスペインのワイナリー。地元スペインに対する愛情をベースに、スペインが原産であるモナストレルというブドウを100%使って造られたのが、このワインです。ベリー系の果実を想わせる芳醇な香りと、円やかで凝縮感のある味わいがあり、やや甘めに味付けしたタレとの相性が抜群。口の中でタレの味とワインの風味がお互いを引き立て合います。
●困った時の万能選手!
塩に対して白ワイン3種、タレに対して赤ワイン3種をチョイスされたモトックス・西日本チームですが、最後に「実は塩にもタレにも合わせられる万能選手のようなワインがあるんですよ」とこっそり教えてくれました。
確かに、そんなワインがあるとお店側がワインのおすすめに迷った時に助かります。
そのワインがチリ産スパークリングの「バルディビエソ ブリュット」(希望小売価格1100円)です!
バルディビエソは白・赤それぞれすでにご紹介していますが、この「バルディビエソ ブリュット」は名実ともにチリNo1のスパークリングワイン。シャルドネ由来の爽やかな柑橘類や白い花の芳香を持ち、キリッと引き締まった酸が魅力。塩・タレどちらの焼き鳥を食べても口の中をすっきり洗ってくれ、素材の美味しさを常に新鮮な状態で味わえます。
「まずはこれ!」と言える切り札のような泡なのです!
●実際にワインとの相性を確かめてみて下さい!
「秋の食材に合うワイン」でもご紹介しましたように、ここでご紹介したワインと焼き鳥の相性を、実際にお試し頂ける場をモトックス・西日本チームが用意して下さっています。
9月17日(水)に西鉄グランドホテルにて開催される「モトックス 秋の試飲会」の会場内にマリアージュ検証ブースを設置し、そこでご紹介したワインと焼き鳥のマッチングを実際に試して頂けますよ。
ぜひ実際にワインとの相性がどうなのか、確かめてみて下さい。
さらにこの【ワインと食材】シリーズはもう1つ、これから冬にかけて需要の高まる鍋料理に合うワインもご紹介予定です。どんな鍋にどのワインが合うのか、モトックス・関西チームの皆さんから教えて頂いています。
そちらも引き続きご紹介しますね!
(その③に続く)
INFOMATION
モトックス 秋の試飲会
日時 9月17日 水曜日 11:00~17:00 (受付終了 16:00)
会場 西鉄グランドホテル 2F 「プレジール」
住所 福岡市中央区大名2-6-60
お問合わせ 06-6723-3135
*秋の試飲会にご参加希望の店舗様は、事前にお問い合わせの上お申し込みをお願いします。
この記事のワインに関するお問い合わせ 06-6723-3135(代) (株)モトックス大阪営業部西日本チーム
【この記事のワインを仕入れられる店舗関係者の皆様へ】
この記事に関しては印刷・コピーは自由に行って構いません。
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