ワインの魅力を知る上で重要な要素は、そのワインの味だけではなく、その味が作られる背景にあります。
どのようなブドウ品種が、どのような土壌で、どのような人たちの手で、どのような想いを持って作られるのか?
それを知らなくとも、ワインの美味しさは飲めば分かるものかもしれません。
しかし、それらを知ることによって、ワインはただのアルコール飲料ではなく、自然と歴史、そして様々な人の手を経て生まれる”文化的な背景”を持った飲み物へと昇華されて行くのです。
その中で「テロワール」という言葉を聞かれたことも多いかと思います。
テロワールとは、そのワインを造るブドウ品種を育む土壌や気候などの風土のこと。
世界中の様々な産地の中で、同じ風土を持つ場所は1つもありません。
そして、違う風土の中で育てられ醸されたワインもまた同じものは1つもありません。
そのテロワールの多様性は、そのままワインの世界の多様性であり、豊かさでもあります。
では世界中の様々な風土で醸されたワインを、日本の風土、日本のテロワールで育まれた食材に合わせたらどうなるのか?
そこで生まれる美味しさを気軽に楽しんで頂くために、日本各地の厳正素材で使い、ワインに合うことを目的に作られたおつまみのシリーズ「ワインtoおつまみ」をワインインポーターである(株)モトックスが開発されているので、ご紹介しましょう。
そのおつまみの1つ1つの美味しさとそこから感じられる日本の風土の素晴らしさ、さらに日本の風土から生まれた食材とワインとのマッチングを試して頂くことは、お客様にとってワインの世界の奥深いを魅力を知って頂く、絶好の機会になるはずです。
◆福岡県うきは産「濃厚ドライキウイ」
その「ワインtoおつまみ」シリーズの中で、先ずは九州の皆さんにはお馴染の地域の食材は、福岡県うきは市のキウイを使った「濃厚ドライキウイ」でしょう。
北に筑後川、南に耳納連山を抱く自然溢れるうきは市は「水と緑とフルーツの里」の名を持つ程、果物の栽培が盛んな地域です。特に11月から12 月にかけて、おいしいキウイが収穫できます。
そのうきはのキウイは果実自体に甘味や旨味が詰まっているため、その旨みを引き出すために無添加にこだわり試行錯誤を重ねて開発したのがこの「濃厚ドライキウイ」。
特にスパークリングワインや辛口の白ワインと合わせることで、キウイの甘みと酸味と香りがワインの酸味と香りを引き立てます。
キウイと葡萄の組み合わせが合わないはずはありません。
だからこそうきは市で特別に育てられたキウイを使うことで、その美味しさが最大限に引き出されるのです。
◆秋田県北秋田市産「比内地鶏芳醇ジャーキー」
薩摩地鶏・名古屋コーチンに並び「日本三大地鶏」に数えられる秋田・比内地鶏。
その比内地鶏の中から「歯ごたえはあるが加熱しても固くなり過ぎず、肉の味が濃い」という特徴をしっかり持った北秋田市産の鶏を厳選し、さらに世界自然遺産にも登録されている白神山地で採れた天然酵母「白神こだま酵母」を含んだフルーツもろみ液に漬け込んだ後に乾燥、天然酵母の力で発酵熟成させることで、まるで生ハムのような芳醇なジャーキーを作り出すことが出来ました!
合わせるのは程よくタンニンが含まれているミディアムボディの赤ワイン。赤果実風味が鶏の味わい深さを引き立てます。さらに辛口でミネラル感の強い白ワインと合わせても、生ハムのような旨みがさらに美味しく頂けます。
まさに日本の風土が生み出した特別なおつまみです!
◆大分県豊後大野産「カボスピール爽緑&完熟」
大分県の西南部に位置する豊後大野市。その地域で栽培されるカボスは「竹田カボス」と呼ばれてきました。その中でも同市にある「あねさん工房」で栽培されるカボスは酸味と香りがはっきりとした質の高いもの。少人数でも丁寧に手を抜かずに栽培されたカボスには「あねさん工房」の皆さんの愛情が一杯に詰まっています。
その「あねさん工房」のカボスの皮を砂糖に漬けて乾燥させた「カボスピール」は、程よく柔らかく、同時に爽やかな香りと心地よい酸味を持った独特の旨みが魅力。
「カボスピール 爽緑」は8月中旬~9月終わりに収穫するカボスを使用。フレッシュな香りと爽やかな酸味が特徴です。
「カボスピール 完熟」は11月初旬~12月中旬収穫の完熟かぼすから作り、まろやかな酸味と芳醇な香り、甘みがあります。
その2種ともにスパークリングワインの爽快感にぴったり。さらに柑橘系の酸味は辛口の白ワインとも相性が抜群です!
◆おつまみから感じる「日本のテロワール」
「ワインtoおつまみ」シリーズはご覧頂いたように、ただワインに合う食品を用意したのではありません。
ワインという世界各地のそれぞれの風土から生まれた飲み物を、日本の風土から生まれた食材と一緒に味わって頂くものです。
そしてその過程で「日本のテロワール」を感じて頂くならば、そこからワインをきっかけした日本の新しい食文化が生まれるのです。
おつまみとしてはほんの小さな一皿ですが、そこに込められた思いは大きく、豊かです。
しかし、先ずはぜひ「ワインtoおつまみ」シリーズをお試しください。
そして是非お客様にもお薦め下さい。
先ずはその美味しさを感じられるならば、そこが全ての始まりになるはずです。
この記事の商品に関するお問い合わせ
(株)モトックス 西日本チーム
TEL:06-6723-3135(代)