絵付け用の筆。
いろんな筆があります。
イメージとしてはこれでしょうか?
スタンダードシリーズのLINEだとこんな感じ。
筆を持ちかえて線を描きます。
弥左ヱ門シリーズから
日本独自に進化した筆、濃筆(だみふで)
大きな筆ですよね。
この筆にたっぷりと絵の具を吸わせて、それを表面張力で絵の具を流し込みます。
筆先は生地にはつけないんですって!
筆ペンみたいに筆を絞って絵の具を流します。
一気にたくさんの面積を塗ることができるので美しい塗り後がまるで模様のように残ります。
これらの筆、どこで買っていると思います?
町内の材料屋さん?
ネット注文?
答えはこれ!
広島から筆を売りにいらっしゃるんですよ!
職人さんが群がります。
下絵の職人さん、本窯の職人さん、上絵の職人さん。
みなさんが使われる筆が違うのでたくさんの種類がありますね!
筆も手作業で作られているので1本1本違います。
それを職人さんが触って、あーでもないこーでもないと言いながら自分に合う筆を選びます。
選び終わるととってもダンディーなおじさんに伝票を書いてもらいます。
おじさんは最後、経理にその伝票を渡して終わり。
おじさまは広島県熊野からいらっしゃる妙勝会さん。
サイトも何もないので一般の方にはなじみがないと思いますが、有田ではなくてはならないお店です。
有田や伊万里などの窯元には妙勝会さんが車で回ってきて下さいます。
ありがたいですね。
もし、妙勝会さんの筆が欲しい方は
佐賀県陶磁器工業協同組合にも置いてありますので、そちらでどうぞ!
どうぞ、有田にお越しください。
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1616年に李参平をはじめとする朝鮮陶工によって始まった有田焼は2016年で400周年を迎えます。
2015.07.10