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有田焼 七代目弥左ヱ門
有田焼 七代目弥左ヱ門 松本哲  九州大学経済学部卒業後、某都市銀行に入社。 3年間勤めるが実家に呼び戻され家業を継ぐことになる。 現在のライフスタイルに合った有田焼ARITA PORCELAIN LABシリーズの開発と、泉山の陶石を使用し、有田焼の本来の良さを追い求めた、明治時代の逸品を復刻する精磁会社復刻プロジェクトを手がける。 身長186cm 体重90kg の野獣。

第112回有田陶器市情報~その6 九州山口陶磁器展~


陶器市が始まって今日で3日にが過ぎました。

たくさんのお客様にお越しいただいて本当に嬉しく思っています。
ブログ読んでます!とおっしゃっていただけのが本当に嬉しかった。
もっとちゃんと更新しなきゃって思いました。

さて、今日は日本で一番歴史のある陶磁器展のお知らせです。

■111回の歴史 ~九州山口陶磁展の歩み~
 「九州山口陶磁展」のはじまりは、日清戦争後の不況対策として、当時の香蘭社社長九代深川栄左ヱ門や有田磁器合資会社社長田代呈一らの呼びかけで明治29年、有田町の桂雲寺でおこなわれた「陶磁器品評会」にさかのぼります。この第1回の陶磁器品評会は、明治29年3月1日から5日まで開催され、出品人数141人、出品点数784点でした。
 その後、年一回の行事として開催されていましたが、突然の日露戦争(明治37年)の勃発で開催が不可能となり休止しました。窯業関係者や町民の強い意思により、翌年には再開し、明治44年には会場を桂雲寺から有田物産陳列館に移しました。

しかし、またもや戦争が勃発し、2度の休止を余儀なくされました。これにより6年間(昭和17~22年)休止しますが、昭和23年に再開し、42年には、名称を「佐賀県陶磁展」、44年には「九州山口陶磁展」と改名し、会場も有田商工会議所に変更しました。
 100年を越える九州山口陶磁展の歴史の中で、重要無形文化財保持者の井上萬二氏、中島宏氏、日本芸術院会員の故青木龍山氏、陶磁器デザイナーの故森正洋氏も若き日に入賞し、若手の登竜門として多くの陶芸家を輩出しております。
 平成25年からは全国から陶磁器作品を募集し、さらなる技術の交流・品質の向上・デザインの改善を図り、伝統工芸の継承と産業的発展を期した陶磁展を開催しています。

こんな歴史ある陶磁器展にLABの職人さんが出品されました!



焼物に千鳥格子を手描きするなんて斬新。

焼物の下に引いてあるランチョンマットも手作りだそうです。

残念ながら入賞は叶いませんでしたが、こうしてチャレンジしようという気持ちがいいですね!

彼女の作品も展示してある九州山口陶磁展はこちら。

第112回九州山口陶磁展

 会期 2015年4月29日(水・祝)~5月8日(金)

 第1部 美術工芸品・オブジェ
  会場:佐賀県立九州陶磁文化館
  住所:佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1
  時間:9:00~17:00

 第2部 産業陶磁器
  会場:有田商工会議所
  住所:佐賀県西松浦郡有田町大樽1丁目4番1号 
  時間:9:00~17:00

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