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Title:【話題店チェック】今泉 IKAYAKI STAND ~人がつながるコミュニティースタンド文化を街角から創る

サブ1

 

ビジネスの骨子がディテールからパシッと嵌る瞬間がある。
特にロゴデザインが生まれた瞬間、そのビジネスが生き物のように蠢動し始めることがある。

まだ「IKAYAKI STAND」がオープンする前に視察のために訪れたNY。そこ にある様々なスタンドを見ることで得られたインスピレーションと、NY のホテルで使用されていた矢印の案内板。
NYという場所、NYにあるスタンド、そしてNYのホテルの案内板、その3つが重なった時に「IKAYAKI STAND」のロゴマークは誕生し、同時にその瞬間、ビジネス自体の骨子が生まれ、確かな生命感を持って「IKAYAKI STAND」のあり方が浮かび上がって来た。

そのロゴマークはイカの頭を矢印のように表現することで「次のステップへ向かう」という意味を込めながらも、シンプルでどこか可愛いらしさもあるデザイン。

「いか焼き」をNYのテイストで表現することで、日本のコンテンツをNYスタイルでパッケージ化したいと考えていた株式会社Journey company副代表の浜田氏にとって、NYで感じたエッセンスをベースに作られたそのロゴマークこそ、そのまま「IKAYAKI STAND」のあり方そのものだった。

矢印の形をしたイカの頭が「次のステップ」を指し示すロゴマーク

矢印の形をしたイカの頭が「次のステップ」を指し示すロゴマーク



 

2014年4月に福岡市中央区今泉にオープンした「IKAYAKI STAND」。
福岡ではなじみの薄い関西風いか焼きのテイクアウトをメイン商材に据えながら、店内でいか焼きをおつまみに立ち呑みも楽しめる小さなスタンドは、その内容とは別にまるで海外のスタンドをそのまま今泉の街角に置いたような独特の存在感で街行く人達の目を引いている。

ぱっと見は何の店か全く分からない。
しかしその外観に違和感を持ってじっくり見てみると、そこがいか焼きのお店だということが分かり「なんでいか焼き!?」と、軽い驚きを感じる。

さらに、カジュアルで開放的な雰囲気に誘われるように小さな店内に入ると、いきなり初対面の隣のお客様から昔からの知り合いのように声をかけられ一気にその空間に馴染んでしまう。3人が立つと一杯になるその小ささから生まれるお客様同士の距離感が、初対面でもいきなり打ち解けてしまう雰囲気を作り出しているのだ。

さらに、出てくるいか焼きはイカも長崎産のイカを使い、小麦も卵も九州産。
九州産素材にこだわることで、関西のイカ焼きを食べ慣れている人にとっても「いか焼きってこんな上品になるのだね」と感じさせる新しい“MADE IN KYUSHU”のいか焼きが提供されている。
さらにオーガニックドリンクや酵素ジュースも取り揃えることで、地域に根差したオーガニックでヘルシーな“地域のごちそう”を提供するのが「IKAYAKI STAND」のメニュースタイルだ。

外観、空間から生まれる雰囲気、メニューの内容、その全てが今までの屋台の延長のようなスタンドとは違う、良い意味でイメージを裏切る新しいスタイルが感じられる。

海外のスタンドをそのまま今泉の街に置いたような独特の外観。狭い空間がお客様同士の距離感を縮める。

海外のスタンドをそのまま今泉の街に置いたような独特の外観。狭い空間がお客様同士の距離感を縮める。



 

サブ2

 

その「IKYAKISTAND」で浜田氏が狙ったことが2つある。
その1つは日本のファーストフードをリブランディングすること。

いか焼きを選んだのもそこから来ている。
元々(株)Journey company代表の石原紳住氏が大阪出身ということもあり、いか焼きを作るノウハウが手に入りやすかったという背景もある。
だが同時に、関西ローカルであるいか焼きをNYのビジネス手法でパッケージ化することで関西のいか焼きとは違う新しいいか焼きを作り出そうとしたのだ。

「やはりビジネス的な表現の上手さはNYが優れています。フードスタンドだけでも多彩な商品を扱ったスタンドがNYにはあり、それらのスタンドの1つ1つが面白いのです。さらに日本にはまだまだ埋もれたコンテンツがたくさんありますから、それらのコンテンツをNYスタイルでパッケージ化することで新しいブランドが作れると考えています」とは浜田氏。

まさに今泉の「IKAYAKI STAND」はそのようなリブランディングを狙う浜田氏にとって1つのラボ(実験場)のような趣を持っている。

九州産素材で作られ、NYスタイルでパッケージされた“地域のごちそう”【画像左】いか焼き。上が「バジルマヨ」(350円)。下が「明太マヨ」(350円)【画像右】メイソンジャーで提供されるヘルシーなドリンク。キウイ酵素ソーダ(400円)

九州産素材で作られ、NYスタイルでパッケージされた“地域のごちそう”【画像左】長崎産のイカを使ったいか焼き。上が「バジルマヨ」(350円)。下が「明太マヨ」(350円)【画像右】メイソンジャーで提供されるヘルシーなドリンク。キウイ酵素ソーダ(400円)



 

さらに浜田氏が狙ったのが、つながりを生み出すスタンド文化を日本に創ることだ。

スタンドを通して人と人が出会い、つながりが広がる。そんなスタンド文化を日本にも生み出すことを目的に生みだしたのが「IKAYAKI STAND」であり、「私達の目的はいか焼きお店を作ることではなく、海外にあるようなコミュニティースタンドの文化を日本に生み出すことです。『IKAYAKI STAND』はそのための手法です」と浜田氏は力強く語っている。

わずか3坪の小さな店の中で、小さいからこそ生まれるお客様同士の距離感。
そこから生まれた出会いと繋がりは「IKAYAKI STAND」を出発点に街の外に広がり、スタンドをハブ(基点)にした地域コミュニティを形成する。
「IKAYAKI STAND」はそのようなコミュニティースタンドの機能を意識して作られ、その成果を「思った以上にお客様同士がつながり始めています」と浜田氏は確かな手ごたえを感じている。

サブ3

 

「IKAYAKI STAND」は今泉店がオープンしてわずか3ヶ月後の2014年7月に東京お台場「デックス東京ビーチ」内に2号店を出店している。
その展開の早さには驚きを隠せないが、最初から決まっていた出店ではない。
オープンしてすぐに今泉店の持つ新しさが評価され、直接声を掛けられた結果である。

商業施設への出店の結果を浜田氏は「やはり収益的には良い結果が得られています」と語る。
その上で今後の展開として、街角のスタンドは立地条件を見極めながらの出店を考えており、同時に商業施設では収益性、特にテイクアウトでの収益確保を目的に展開する予定でいる。

街角スタンドと商業施設のスタンドの2面展開の中で、浜田氏が狙う「いか焼きのリブランディング」と「スタンド文化を創り」を収益性を確保しながら実現させる計画である。

フードスタンドというスタイルは小さいからこそ大きな資本を持った会社が見逃しがちになる市場だ。

その隙間を突くように新しいチャレンジをしながら日本に新しい文化を生み出そうとしている「IKAYAKISTAND」の動きは、これからの日本の新しいファーストフードモデルとして面白いモデルになる可能性がある。

これからの「IKAYAKI STAND」の展開に注目したい。

「文化を作ることが目的。IKAYAKISTANDはそのための手法です」と語る(株)Journey company 副社長 浜田大輔氏

「文化を作ることが目的。IKAYAKISTANDはそのための手法です」と語る(株)Journey company 副代表 浜田大輔氏



 

店舗データ

店名 IKAYAKI STAND
住所 福岡県福岡市中央区今泉1-9-24
アクセス 国体道路を西鉄福岡駅横を過ぎて左折し徒歩3分。
電話 092-724-8124
営業時間 12:00~22:00 (金・土・祝前日)12:00~24:00
坪数客数 3坪

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Title:トスカーナワインと九州食材のイタリアンのマリアージュ。「ToscanAmore 2014 in Fukuoka(トスカーナモーレ福岡 2014)」

■飲食店とワインインポーターのコラボ「ToscanAmore 2014 in Fukuoka(トスカーナモーレ福岡 2014)」

イタリアのトスカーナと言われると、皆さんは何を思い浮かべるだろうか?

おそらく多くの人達にとってのトスカーナは、イタリアルネッサンスの中心になったフィレンツェや、斜塔で有名なピサといった歴史を感じさせる街がある地域というイメージだろう。

そのトスカーナが今、飲食店にとって関連する2つの分野で話題を呼んでいることをご存じだろうか?

その分野の1つ目は料理。
トスカーナ地方の料理の多くは肉や野菜をシンプルかつ豪快に提供することを特徴にしているが、さらにイノシシやウサギ、キジやウズラと言った野禽類いわゆるジビエを使った料理の伝統を持っている。
トスカーナのジビエ料理はイノシシなどの野禽の持つ独特の臭みを消すのではなく、むしろその風味を調和させる味付けを特徴にしている。
その味の作り方はジビエブームの影響の中で今、日本においても注目を集める料理となっている。

またもう1つの分野とはワイン。
元々トスカーナ地方はサンジョヴェーゼ種を中心にした葡萄の栽培適地であり世界でも屈指の名醸造地として知られる。
特にサンジョヴェーゼ種をメインにしたキャンティは、トスカーナだけではなくイタリアを代表する生産地としてご存じの方も多いだろう。
しかし、近年のワイン醸造地で巻き起こっている「伝統と革新」の渦はトスカーナ地方でも例外ではなく、サンジョヴェーゼ種だけではなくメルロー種やカベルネ・ソーヴィニョン種などのメジャー品種を使ったバラエティに富んだワインの生産がトスカーナにおいても拍車がかかり、多様性のあるワイン生産地としてより注目を集める地域になっているのだ。

そのトスカーナのワインに注目しながら、さらに今の福岡のイタリア料理とトスカーナワインのマリアージュを提案するイベント「ToscanAmore 2014 in Fukuoka(トスカーナモーレ福岡 2014)」が、現在、国内有数のワインインポーターである(株)モトックスと福岡市内40店舗のイタリア料理店とのコラボで開催されている。

(株)モトックスはトスカーナのワインにおいては業界最多の28か所の生産者との取引を持ち、キャンティはもちろん、良質かつ多様性に富んだ現代のトスカーナワインを積極的に輸入しているが、さらに以前より山と海に囲まれ良質な食材が手に入りやすい福岡のイタリア料理を「そのレベルは日本においてもきわめて高い」と注目していた。

その中で「トスカーナモーレ福岡 2014」は(株)モトックスから福岡市内のイタリア料理店に呼びかけを行い開催。
期間中は各店が(株)モトックスの扱うトスカーナワインからチョイスした一本と、そのワインに合わせた各店の特別料理を「おすすめ一皿」として提供されている。

この「トスカーナモーレ福岡 2014」は、ワインインポーターと飲食店のコラボに留まらず、ワインと料理のマリアージュを一歩踏み込んだ形で提案しその内容を公開することで、イタリア料理というカテゴリーを越えて他業態の飲食店にとっても学びのあるイベントになっている。

そこで、この記事では(株)モトックスの協力の下、「トスカーナモーレ」でおすすめの一皿を公開している福岡市内イタリア料理店の中から2店に注目して、その料理とトスカーナワインのマリアージュの例を紹介したい。

「トスカーナモーレ福岡 2014」は11月1日より開催中。福岡市内40店舗のイタリア料理店でトスカーナワインと料理のマリアージュを楽しめる。

「トスカーナモーレ福岡 2014」は11月1日より開催中。福岡市内40店舗のイタリア料理店でトスカーナワインと料理のマリアージュを楽しめる。



 

■トスカーナ伝統料理を福岡の食材で表現「カンティーナ ガシーヨ」

中央区渡辺通りにある「カンティーナ ガシーヨ」が提案する料理は、まさにトスカーナの伝統的な料理の福岡アレンジと言って良い。
さらに「カンティーナ ガシーヨ」からは今回のトスカーナモーレで3皿の「おすすめの一皿」とそれに合う4種のワインが公開されている。

先ず注目は「イノシシのパッパルデッレ」(1500円)。トスカーナを代表するパスタ料理の一つであり、さらにはジビエ料理としても有名な「パッパルデッレ」。赤ワインでマリネしたイノシシを自家製のサルシッチャ、栗を加えじっくりと煮込みソースにしている。

2皿目は「トスカーナ産生ハム」(1100円)。
トスカーナの生ハムはパルマやサンダニエーレ産に比べると乾燥が進んでいるが、独特の風味、凝縮した旨みはぜひ一度食べてみる価値がある。

3皿目は「宗像牛のタリアータ」(2400円)。
Tボーンステーキに代表されるようにシンプルに焼いた料理も好まれるのがトスカーナ地方の肉料理。それに倣って地元福岡の宗像牛の赤身をさっと焼き、トスカーナ産のEXVオリ-ブオイルで仕上げたのが「宗像牛のタリアータ」だ。

カンティーナ ガシーヨのトスカーナ料理の九州素材アレンジ3皿。【画像左】イノシシのパッパルデッレ【画像中】トスカーナ産生ハム【画像右】宗像牛のタリアータ

カンティーナ ガシーヨのトスカーナ料理の九州素材アレンジ3皿。【画像左】イノシシのパッパルデッレ【画像中】トスカーナ産生ハム【画像右】宗像牛のタリアータ



 

これらの料理に合わせるワインは以下の4種。

1・ルナ ディ モンテ2013 辛口白(希望小売価格1750円)
2.ルオーレ2011 ポッジョトンド 赤(希望小売価格2200円)
3.ラ・トラディツィオーネ キャンティクラシッコ2010 ポッジョピアーノ 赤(希望小売価格3800円)
4.ダリア トスカーナ2010 赤(希望小売価格2000円)

「ルナ ディ モンテ2013」はバナナ、栗、そして香草の華やかな香りを持った辛口の白ワイン。口にすると最初にフルーツ感たっぷりの厚みのある果実味、そしてフレッシュな酸、硬質なミネラルが続く。「カンティーナ ガシーヨ」がすすめる3皿のどれにも合すことが出来る応用力の高い白ワインだ。

「キャンティ スペルオーレ2011 ポッジョトンド」に合わせる料理は「宗像牛のタリアータ」がおすすめ。ジューシーな肉汁とトスカーナ産のEXVオリーブオイルの合わさった味わいにサンジョヴェーゼ種のチャーミングさが良く合う。「イノシシのパッパルデッレ」に合わせても面白い。「イノシシのパッパルデッレ」のローズマリー、自家製サルシッチャ、カカオ、栗と色々な香りと味の要素を隠し味にした複雑な構成は上質なキャンティにぴったり。

「ラ・トラディツィオーネ キャンティクラシッコ2010 ポッジョピアーノ」
には「トスカーナ産生ハム」の程良い熟成感と凝縮感に合わせると美味しい。しっかりとしたボディの中にあるサンジョヴェーゼならではの酸味が生ハムの旨みをうまく広げ、さらにオイリーな味わいをすっと流してくれる。
さらに「イノシシのパッパルデッレ」と合わせても妙味がある。

「ダリア トスカーナ2010」には「イノシシのパッパルデッレ」のトマトを少なめに赤ワインを多めした “赤ワインソース”的な味わいが良く合う。濃厚滑らかな果実味で全てが上品に調和した優雅なフルボディの味わいは「トスカーナ産生ハム」と一緒に楽しんでも良いだろう。

カンティーナ ガシーヨがチョイスしたトスカーナワイン4種。【画像左】ルナ ディ モンテ2013【画像左中】キャンティ スペルオーレ2011 ポッジョトンド【画像右中】ラ・トラディツィオーネ キャンティクラシッコ2010 ポッジョピアーノ【画像右】ダリア トスカーナ2010

カンティーナ ガシーヨがチョイスしたトスカーナワイン4種。【画像左】ルナ ディ モンテ2013【画像左中】キャンティ スペルオーレ2011 ポッジョトンド【画像右中】ラ・トラディツィオーネ キャンティクラシッコ2010 ポッジョピアーノ【画像右】ダリア トスカーナ2010



 

■高砂の隠れ屋的イタリアン「アルベロ」のマリアージュ

中央区高砂1丁目の「アルベロ」。イタリア語で木を意味する「ALBERO」の名の通りに木造古民家を改装して作られた店内は古民家独特の味のある雰囲気で、隠れ家的イタリアンとして人気の店だ。
料理は新鮮な食材、特に長崎県五島の食材をメインに九州の美味しさをイタリアンで表現している。

その「アルベロ」がトスカーナワインとのマリアージュを提案する「おすすめの一皿」は「 五島牛モツミックスのトマト煮込み」。
五島に吹く潮風にあたって育った自然の草を食べて育つ五島牛は、肉質が良くやわらかく香りも良い。もちろんモツも健康的な旨さにあふれている。その五島牛のモツの脂の旨みを、トマトソース・チーズ・パプリカ粉の香りで調和させた一品だ。

五島牛モツミックスのトマト煮込み

五島牛モツミックスのトマト煮込み



 

それに合わせるのは洗練されたキァンティクラシコが良い。
おすすめは、濃密なお香りと凝縮された味わいを持つ「クレメンテ VII キァンティクラシコ」(希望小売価格2550円)。
さらに2年の熟成で芳醇な香りと豊かな風味、深いコクを持つ「クレメンテ VII キァンティクラシコ リゼルヴァ」(希望小売価格3300円)
そして名醸造家パオロ・バガジーニがキキャンティの地で手掛けた特別なワイン「イル フトゥーロ」(希望小売価格6800円)

その3本のどれもが五島牛のモツとのマリアージュを楽しめる。

アルベロがチョイスしたトスカーナワイン【画像左】クレメンテ VII キァンティクラシコ【画像中】クレメンテ VII キァンティクラシコ リゼルヴァ【画像右】イル フトゥーロ

アルベロがチョイスしたトスカーナワイン【画像左】クレメンテ VII キァンティクラシコ【画像中】クレメンテ VII キァンティクラシコ リゼルヴァ【画像右】イル フトゥーロ



 

■これからのワインの流れに乗るために

「ToscanAmore 2014 in Fukuoka(トスカーナモーレ福岡 2014)」は11月30日まで開催されている。
このイベントを通してトスカーナワインと福岡のイタリアンの実力を改めて確認してみるのも良いだろう。

さらにこの機会にトスカーナのワインだけではなく、ワインと自店の料理のマリアージュを考えた「おすすめの一皿」を考えてみては如何だろうか?

飲食店のワインの需要が深まるであろうこれからは、そのような意欲的な取り組みをする飲食店が増えて来ると予想できるが、(株)モトックスも自社のノウハウを基にそのお店の料理に合わせたワインの提案をすることが可能だ。
(問い合わせは(株)モトックス・西日本チームへ)

ワインと料理のマリアージュ。
あなたのお店でもぜひ考えてみてはどうだろうか?

 




トスカーナモーレ福岡 2014 おすすめの一皿紹介
https://www.facebook.com/festaFukuoka

「トスカーナモーレ福岡 2014」詳細
http://wine-link.net/pc/campaign/420009




記事作成協力店舗

「カンティーナ ガシーヨ」
住所 福岡市中央区渡辺通り2-2-1西村ビル2F
電話 092-752-1222
HP http://www12.ocn.ne.jp/~gashiyo/

「アルベロ」
住所 福岡市中央区高砂1-7-4-2F
電話  092-286-6718
HP http://www.albero06.com/




この記事のワインに関するお問い合わせ

(株)モトックス 西日本チーム
TEL:06-6723-3135(代)




 

 

Title:【九州の器 Vo.2】ミシュラン星付レストランと小石原焼 福岡県東峰村 實山窯 森山寛二郎

サブ1

 

森山寛二郎氏にとって忘れられない体験がある。
それは25歳の時に訪れたスペインのビーゴという街で見た素朴な器作りの光景だ。
ビーゴはスペインの北西部に位置するポルトガルとの国境に面した港町。大西洋に面するのどかな雰囲気の中で行われる陶芸は、日本で言う楽焼のような素朴な焼き方をしている。
大学時代の恩師に誘われて参加したワークショップでその焼き方を見た森山氏の眼は、素朴ではあるが自らが行っている小石原焼との違いを見逃さなかった。

それは冷まし方の違い。
ビーゴの焼き物は窯から取り出すとすぐに冷ましにかかる。その違いで生まれる肌色に森山氏は「冷まし方1つでここまで変わるんだ」と何か目の前が大きく広がるような感覚を受けた。

そこから、森山寛二郎氏の試行錯誤の日々が始まる。

森山寛二郎氏は現在30歳。福岡県朝倉郡東峰山村にある「小石原焼 實山窯」の2代目になる。
小石原焼は江戸時代から400年の歴史を持つ福岡を代表する焼き物の1つと言えるが、有田焼のような輸出をメインに行ってきた焼き物とは違い、普段使いの民芸陶器として歴史を刻んできた。
普段使いと言いつつも、特徴的な“飛び鉋”や“刷毛目”と言われる独特の紋様を伝統的に持ち、現在では「用の美」を持った焼き物として再評価されている。

元々、バスケット少年だった森山氏は自分が陶芸家になるという未来を最初から描いていたわけではない。
小学生の頃からバスケットに打ち込みながら、同時に実家の實山窯の手伝いをしていくうちに自然に陶芸家の道に入っていく。
高校は有田工業高校の窯業科へ進学。さらに大学も佐賀大学文化教育学部の美術・工芸過程へ進み、その頃から積極的に展覧会等へ作品を出品。数々の賞を受け、若手陶芸家としての評価を集めるようになって行く。

しかし周囲の評価を集め始めても、彼は「自分の器」を求めたゆまない研究を続けて行った。

實山窯2代目 森山寛二郎氏。まだ30歳の若き陶芸家だ。

實山窯2代目 森山寛二郎氏。まだ30歳の若き陶芸家だ。



 

サブ2

 

スペインから帰って来た森山氏は早速“冷まし方”の研究を始める。
元々、森山氏は“陶芸バカ”と言って良い素質を持っている。打ち込み始めたらとことんまで入り込む気質が森山氏にはある。
そして、毎日目が覚めた時に「今日はどんな焼き物が出来ているんだろう?」とワクワクする気持ちを持ち続けていたいと語る森山氏。
その“ワクワクする気持ち”に応えるテーマがまさしく“冷まし方”だった。

スペインから帰国した数年は試しては焼き、試しては焼きの繰り返し。その中で森山氏は1つの答えに辿り着く。
それが「除冷還元(じょれいかんげん)」という冷まし方だった。

除冷還元とは焼き物を焼いた後の冷ます過程で、なお窯の中でバナーを炊くことで酸素を少なくしながら冷ます手法。
それを小石原焼の器で行った時、小石原焼は全く別の姿を森山氏に見せ始めたのだ。

同じ釉薬をつかいながらも、除冷還元を行った器は、独特のメタリックな風合いを肌の表面に見せるようになり始めた。
それは小石原焼の持つ温かみのある野趣あふれる風合いとは違う、現代的で洗練された色合いだった。

その除冷還元を行った器の色に森山氏はますますのめり込んでいった。

左が除冷還元を行った器、右が従来の小石原焼。釉薬は同じものだが色合いが全く違う。

左が除冷還元を行った器、右が従来の小石原焼。釉薬は同じものだが色合いが全く違う。




 

サブ3

 

その新しい小石原焼を象徴する森山寛二郎氏の最先端の仕事を見ることが出来る場所がある。
それは東京・白金台にある「TIRPSE/ティルプス」というモダンフレンチのレストランだ。

「ティルプス」は東京ミシュラン三ツ星の「カンテサンス」でソムリエを務めていた大橋直誉氏が2013年に「カンテサンス」移転を契機に独立しオープンさせた店。
さらに「カンテサンス」移転跡地にオープンさせることで話題となった同店は、オープン後わずか2カ月でミシュラン一つ星を獲得する快挙も実現し、現在最も東京で注目されるレストランの1つとなっている。

その「ティルプス」オープンにあたりオリジナルの器を作れる陶芸家を求めていた大橋オーナーは、友人のツテを手繰る中で森山氏に白羽の矢を立てる。

大橋オーナーの想いは日本の伝統文化が現代の時代性に“繋がる”ものになること。
「日本の伝統と文化が繋がるデザイン」をコンセプトに据えながら、有田焼や小石原焼などの伝統的でありながら今に通じる器を求め、その想いにかなう器を「ティルプス」で使っている。

さらに森山氏の想いもまた400年続く小石原焼の伝統をベースにしながら、新しい技法を取り入れることで今の時代性を反映した小石原焼を作ること。
2人の想いが重なった「ティルプス」の小石原焼は、大橋オーナーのリクエストに応える形で森山氏が自身の技法を粋を集めて焼き、2人の二人三脚で生まれた器なのだ。

その器はともすると和食器の常識、あるいは洋食器の常識からも逸脱する。
現場レベルでの使いやすさは二の次。それよりもお客様の眼を楽しませることに集中した器の数々は時には突飛な形を取りながら、それでもその佇まいの奥には紛れもない小石原焼の顔を持っている。

現在「ティルプス」で扱っている器は全てオーダーメイドではあるが、森山氏独自の除冷還元の技法をつかった器は寛山窯に行くと購入することが可能だ。

さらにティルプスでの経験をベースに自らの陶技を深めた森山氏には福岡市内の飲食店のファンも着き始めている。

「もっと自分がワクワクするような器を作りたい」
その森山氏の気持ちは今も変わらない。

東峰村の若き“陶芸バカ”は、今日もワクワクしながら、自ら焼いた器の新しい表情を求めて窯を開ける。

ティルプスで使われている森山氏の小石原焼。【画像左】除冷還元が生みだすメタリックな色合いが特徴的。【画像中】小石原焼らしい野趣の溢れる風合いと現代的な表情の2つが垣間見える一皿。【画像右】インパクトを重視した、ユニークな一皿。

ティルプスで使われている森山氏の小石原焼。【画像左】除冷還元が生みだすメタリックな色合いが特徴的。【画像中】小石原焼らしい野趣の溢れる風合いと現代的な表情の2つが垣間見える一皿。【画像右】インパクトを重視した、ユニークな一皿。



 

店舗データ

店名 小石原焼 森山實山窯  代表・森山元實
住所 福岡県朝倉郡東峰村大字小石原871-1
アクセス 国道211号道の駅小石原交差点から約250m
電話 自宅/0946-74-2027 工房/0946-74-2322

Title:【ニューオープン】薬院 唄う稲穂~うどん居酒屋を次のステージへ。うどんでミシュランの星を狙う。

 

サブ1

 

10月16日にオープンした福岡市中央区薬院一丁目のうどん居酒屋「唄う稲穂」。

ともすればカラオケ喫茶のようなネーミングは大将である岡崎健一郎氏の諧謔の中から生まれている。
「ちょっとインパクトのあるネーミングが欲しかったんです。普通の名前にしていたら埋もれてしまうでしょう?だからあえてこういう名前にしました。合わせて“唄う”という言葉には『うどんが口の中で唄う』という意味を込めています。当店のうどんは“唄う”うどんなのです」

唄うという言葉が冠せられた「唄う稲穂」のうどんは、確かに他の店とは違う。糸島産の小麦にこだわって手打ちされたうどんは艶やかな肌で見る人の食欲をそそり、口に近付けると粉の香りがふわっと漂い、さらに噛みしだくとむっちりとした食感とどっしりとした腰が歯茎に官能を伝える。
そこには岡崎大将が人生を掛けて探求してきたうどんの美味さが詰め込まれている。

岡崎健一郎氏がうどんの虜になったのは26歳の時。それまで飲食店の仕事をしてきた中で自分が打ち込めるものを探してきた。その中で「うどんは良いかもしれない」と感じた岡崎氏は本場のうどんを習得すべく単身香川に乗り込み2年間修業。その後福岡市早良区野芥に現在の店の前身となる「唄う手打ちうどん稲穂」をオープンさせ自身のうどんに磨きをかける。

実はこの「唄う手打ちうどん稲穂」でうどんを岡崎氏から学んだ1人が、現在薬院の人気店である「二○加屋長介」の玉置康起氏である。

その野芥の「稲穂」は2011年に閉店し、岡崎氏自身は「うどんでミシュランの星を取りたい」と東京へ。六本木の「はし田本店」に勤務した後、再び福岡へ帰った際にかつて「グリル ド しんちゃん」で働いたこともある(株)なか尾の中尾慎一郎氏と偶然再会。
新店舗を企画していた中尾氏と意気投合することで生まれたのがうどん居酒屋「唄う稲穂」。

福岡屈指のうどん職人である岡崎氏のうどんにかける情熱と、福岡を代表する居酒屋経営者の1人である中尾氏が出会い、その2人のノウハウが結実した店。
それが「唄う稲穂」なのだ。

(画像左)大将・岡崎健一郎氏渾身のうどん。糸島産地粉100%。画像は「しょうゆうどん」(並500円 小400円)(画像中)(うどんを切る岡崎氏。製造工程の全てに岡崎氏のこだわりが詰め込まれ艶やかなうどんが生まれる。画像右)大将・岡崎健一郎氏渾身のうどん。糸島産地粉100%。画像は「しょうゆうどん」(並500円 小400円)

(画像左)大将・岡崎健一郎氏(画像中)うどんを切る岡崎氏。製造工程の全てに岡崎氏のこだわりが詰め込まれ艶やかなうどんが生まれる。(画像右)大将・岡崎健一郎氏渾身のうどん。糸島産地粉100%。画像は「しょうゆうどん」(並500円 小400円)



 


サブ2

 

「唄う稲穂」を運営するのは(株)なか尾。代表の中尾慎一郎氏の店舗展開の定石は、先ずは物件を押さえることから始まる。
これまで西中洲「なか尾」も春吉「もつ鍋一慶」も家賃の安い物件を押さえることを最優先に出店してきているが、今回も2014年5月に出てきた物件を購入することから新店舗の企画が始まった。
これはと思った物件は他の人の手に渡る前に自分が押さえてしまう。それもまた中尾氏のやり方なのだ。

その物件購入直後に、かつて「グリル ド しんちゃん」のスタッフであった岡崎氏と再会。うどん職人としての岡崎氏の技術と(株)なか尾の持つ居酒屋経営のノウハウが重なった時、新しいうどん居酒屋の企画は一気に現実のものとして動いていく。

中尾氏が「唄う稲穂」に求めたのは従来の居酒屋よりも1ランク上のクオリティ。
特にドリンクの質にはこだわり切った。
その象徴ともいえるのが店に入ると最初に目につくワインセラー。
さらに店の奥にもワインセラーを配置し、2か所のセラーで合わせて500本以上のワインをストックする。
そのワインセラーの存在感が、先ずは店に入ってきたお客様にこの店がただの安居酒屋ではないことを強烈にアピールする仕掛けにもなっている。

店内1階はカウンターとテーブル席で60席。テーブルと椅子は既製品を使わず職人が1つ1つ手仕事で作ったもの。
さらに気軽に使っていただくために客単価は3000円前後になるようリーズナブルなメニュー設定をしているが、料理自体は西中洲「なか尾」の職人が手掛けることで同価格帯の居酒屋よりも質の良い料理を提供している。

もちろん、〆のうどんは岡崎氏渾身のうどん。
「値段以上の価値」を感じてもらうためにお客様が店に入るところから出るまでを設計された同店の作りは、さすがに(株)なか尾の運営店と言って良いだろう。

「実はこの店は同業者に向けて作っている面もあるんですよ」とは中尾氏。
「飲食店のリクルートのやり方は今までと同じでは難しい時代に入りましたからね。だからワインにしても良い物を使い『こんな良いワインを出しているんだね』と感じてもらいたい。お店全体を通して『こんなお店で働きたい』と思ってもらいたいんです」
その想いの背景には中尾氏自身がかつて「グリル ド しんちゃん」で同業の人達と朝まで飲んで騒ぎながら仲良くなり、その人達が次第に気心の知れた良いスタッフになっていたという経験がある。
「同業者の方に来て頂きたいので開店は夕方4時、閉店も翌3時に設定しています。あの頃のように皆で楽しみながら『ここで働きたい』と思ってもらえるようになってくれると良いですね」
と、「唄う稲穂」が(株)なか尾のショールーム的な要素を持つことを中尾氏は期待している。

(画像左)入口入ってすぐに最初に目につくのがこのワインセラー。店内奥にはもう1区画ワインセラーが設けられている。(画像左中)店内のテーブルとイスも職人が1つ1つ手作りした物。リーズナブルさの中に上質感を出している。(画像右中)酒飲みの気持ちを考えて小皿料理は300円より。画像は「じゃこ高菜」(300円)「ネギサラミ」(400円)「黒豆クリームチーズ合え」(400円)。(画像右)丸く肉厚に作ることで食べた時にジューシーな肉汁が口に広がる「メンチカツ」(2個580円)。同店のおすすめメニューの1つ。

(画像左)入口入ってすぐに最初に目につくのがこのワインセラー。店内奥にはもう1区画ワインセラーが設けられている。(画像左中)店内のテーブルとイスも職人が1つ1つ手作りした物。リーズナブルさの中に上質感を出している。(画像右中)酒飲みの気持ちを考えて小皿料理は300円より。画像は「じゃこ高菜」(300円)「ネギサラミ」(400円)「黒豆クリームチーズ合え」(400円)。(画像右)丸く肉厚に作ることで食べた時にジューシーな肉汁が口に広がる「メンチカツ」(2個580円)。同店のおすすめメニューの1つ。



 

サブ3


 

おそらく同じ薬院エリアでうどん居酒屋と言えば気になるのは「二○加屋長介」との関係性だろう。

大将の岡崎氏は前述のように「二○加屋長介」の玉置氏とはうどんを通して師弟関係にある。

その辺りを岡崎氏に振ると「そこは自分も気をつかっています。でも大丈夫ですよ」と屈託のない笑顔で返してくれた。
玉置氏とは開店企画が立ちあがった際にすぐに相談し「福岡独自のうどん居酒屋という業態を一緒に広めて行こう」とお互いの気持ちを確認し合ったそうだ。

そう、うどん居酒屋は福岡独自の居酒屋業態である。
福岡のうどん居酒屋で最初に話題店となったのは中洲川端の「つきよし」。そしてその「つきよし」の持つエッセンスをベースに全体をよりブラッシュアップして生まれたのが「二○加屋長介」。「唄う稲穂」はその「二○加屋長介」の後を受けてうどん居酒屋を次のステージへと導く役目を持っている。

現在、東京などでも徐々に注目され始めている福岡のうどん居酒屋という業態。
「やるからにはやはりうどんでミシュランの星を狙いたい。そして中尾さんに星をプレゼントしたい」と語る岡崎氏の想いの裏には、福岡独自のうどん居酒屋という業態をより広いステージへ導こうとする岡崎氏の意志も感じられる。

福岡から日本全体へ、そして世界へ。
福岡のうどん文化から生まれたうどん居酒屋は今大きく可能性を広げようとしている。

店舗データ

店名 唄う稲穂
住所 福岡県 福岡市中央区薬院1-10-10
アクセス 地下鉄七隈線薬院大通駅から大正通りに入ってすぐ。
電話 092-716-4159
営業時間 16:00~3:00
坪数客数 1階60席 2階60席(2階は11月完成予定)
客単価 3000円前後

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Title:福岡天神に新商業施設「福岡パルコ新館」が11月13日オープン。地元福岡の人気店や新業態の注目店が出店!

”天神のコンフォータブルストア”をコンセプトに2010年3月にオープンした福岡市中央区天神の「福岡パルコ」(運営会社・株式会社パルコ 本社:東京都 代表執行役社長:牧山浩三)は、2014年11月13日に新たに「福岡パルコ新館」をグランドオープンさせる。

飲食店関連の出店は、地下2階 “conne kitchen(コンネキッチン)”にイートイン7店舗が集合。本格博多流スペインバル「バルトト」、夜の大名で深夜まで賑わうメキシコ料理人気店「エルボラーチョ」、こだわりのスープが癖になるもつ鍋専門店「博多もつ鍋おおやま」、福岡地元の人気路面店の新業態「きわみや ごはん」と「魚食 FISHER’S」、大名の人気カフェ「CORDUROY cafe(コーデュロイカフェ)」などの福岡の人気飲食店が出店。さらに食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo(スープ)ストックトーキョー)」が九州初出店。

地下1階にはあんこを様々な食材と一緒に楽しめるあんこ専門店・カフェ「ANN&CO.」。
その他にもパリ本店でも人気の味噌セーグルなどの豊富なパンのラインナップとフードメニューを並べるベーカリー&カフェ「ゴントランシェリエ」(1階)、カフェ「24/7cafe apartment(トゥエンティーフォーセブンカフェアパートメント)」(3階)、「スターバックス コーヒー」(4階)、東急ハンズのプロデュース店舗「ハンズカフェ」(5階)、国産素材にこだわる「みのりカフェ」(6階)、エンターテイメントカフェ&ダイニング「Kawara CAFE&DINNING FORWARD(カワラ カフェアンドダイニング フォワード)」(6階)などが出店。

「福岡パルコ新館」は「天神のコンフォータブルストア 福岡パルコ」をさらに進化させ、天神の街を訪れる人たち、そして“オトナの人たち”に向けた生活の楽しみ方・過ごし方を追求し、編集する新たな「ライフスタイル提案」を行う新スタイルの商業施設を目指す。

 




福岡パルコ新館
所在地:福岡県福岡市中央区天神2 丁目9-18
アクセス:市営地下鉄空港線 天神駅 西改札口正面 西鉄バス 天神バス停留所前各方面行き発着
建物規模:地下2 階〜地上6 階
延床:積 約14,000 ㎡
年間売上目標:50 億円
年間動員目標:600 万人


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